リフォームで屋上テラスを
実現したいなら「覚悟」するべし!
そんな中「リフォームで屋根を屋上テラスにできないか」と考える人はいるのではないでしょうか?
今回は、木造戸建て住宅をリフォームして屋上テラスにする際のポイントや注意点をご紹介します。
最後までご覧頂ければ幸いです(^^)/
結論から申し上げますと、リフォームで屋上テラスにすることは可能ですがあまりおススメできません。
詳しく説明していきますがポイントは「漏水」と「メンテナンス」です。
大がかりな工事になることが多いので、費用もかかります。
軽い気持ちではなく「本当に実現させたいんだ!そのためには費用も手間もおしまない!」という覚悟が必要です。
木造戸建て住宅最大の弱点の漏水のリスクがかなり高いので、実現させるには実績のあるリフォーム会社さんにお願いするのが必須です。
また、その他にもさまざまな注意事項がありますので順番に紹介していきます。
いいリフォーム会社さんを探したい方は下記をご利用ください。
それでは、屋上テラスリフォームについて順番に見ていきましょう!
勾配屋根と陸屋根

一般的に木造戸建て住宅は、「勾配屋根」となっています。
勾配屋根は「雨を流して落とす」ことを目的にしています。
一方「陸屋根」は、屋根という名前こそついていますが、屋根ではなく防水層で「多少水がたまってもしみこまないようにして、ゆっくり排出する」という考え方です。

屋上がある建物は、この陸屋根になっていますが完全なる平ではなく、水を流さないといけないので多少の勾配がついています。
陸屋根のメリットとデメリットは下記です。
「陸屋根のメリット」
・平なのでメンテナンスがしやすい
・メンテナンスの際、足場が不要でコストカット
・屋上スペース有効活用、屋上テラスでBBQやキャンプやプールを楽しめる
・階下の居住空間を広くとることができる
「陸屋根のデメリット」
・最上階が蒸し暑い
・ロフトができない
・三角屋根に比べて水はけが悪く雨漏りしやすい
・こまめなメンテナンスや手入れが必要
「屋上にリビングをもう一つ」で大人気です。
しかし、木造戸建て住宅では「漏水のリスク」があります。
次は、そんな木造戸建て住宅と陸屋根の相性について見ていきましょう!
木造戸建て住宅と陸屋根

ガッカリされるかもですが、木造戸建て住宅と陸屋根の相性は、正直とても悪いです。
もともと木造建物と陸屋根は縁がなく、陸屋根はRC造や鉄骨造の建物に採用されるものでした。
理由は「揺れ」と「漏水」です。
陸屋根は、防水工事をして水が漏れないよう防水層を設けるのですが、建物が揺れることでこの防水層にひびが入ったり、隙間ができたりします。
それにより水が中に入り込んで漏水します。
揺れに関しては、RC造が一番揺れなくて、木造が一番揺れます。
また材質も「木」は伸縮するもので、この点でも防水層と相性がよくありません。
特に3階建ては2階建てより揺れ幅が増すので漏水リスクはさらに増加します。
漏水すると構造体の木が腐りますので建物自体ダメになってしまい大変危険なのです。
しかし、防水技術も日々進化しており、漏水リスクはありますが現在は木造でも屋上テラスが可能とされています。
次は、陸屋根の防水工法を見ていきましょう!
陸屋根の防水工事

FRP防水
船やお風呂などで使われてる工法で、高い防水性がありますが、硬いので揺れや変形に対してヒビ割れしやすく、木造戸建て住宅の屋上テラスにはあまり向かないとされています。
ウレタン防水
液状のウレタン樹脂を流して固めることで、防水層を形成する工法でやや伸縮性があり、つなぎ目がないのが特徴です。
下地の影響を受けにくいメリットはありますが、厚さを均一に施工しないといけないので施工技術が求められます。
シート防水
耐候性・耐久性が高く施工しやすいというメリットがあり、シートを重ね合わせるのでしっかり接合させる必要があります。
また、短期間の施工で済むメリットもあります。
アスファルト防水
他の防水と比べて費用は高めですが、古くからある工法で、防水性能が高く実績があります。
溶解アスファルトを用いてアスファルトシートを貼り重ねるので施工に手間がかかり技術力が必要になります。
金属防水
こちらは他の防水工法とは少し違い、木造住宅の弱点の揺れに対応する工法です。
薄い金属の板を陸屋根に設置して水を流す工法で、防水工事というよりは「屋根」と同じような考え方です。
水は少しの隙間があれば侵入しますので、キチンと実績のある信頼できる業者さんにお願いするようにしましょう。
次は、大切なメンテナンスについて見ていきましょう!
メンテナンスの重要性

陸屋根は、屋根のないむき出し状態なので、雨風、紫外線に常にさらされます。
外壁同様、防水工事も10年に1度くらいは実施するのが望ましいでしょう。
漏水した場合の補修工事となれば、大変大がかりになりますので、「漏水しないようしっかりメンテナンス」するのが大事です。
また日々の掃除も大事です。
排水溝にゴミや落ち葉などが飛んできて詰まっていたりすると、水が流れず溜まります。
水が長時間たまったりすると漏水につながりますので、部屋の掃除以上に屋上の掃除は気を付ける必要があります。
さらに屋上テラスには、ソファーなどを置いているケースもあると思うので、使わないときはしっかり縛って飛んでいかないよう対策するのも大切です。
屋上は地上と違い風が強いので、そういったことも気をつけないといけません。
長く快適に屋上テラスを使うにはメンテナンスは最重要です。
次は、リフォームで屋上テラスにする際のポイントを見ていきましょう!
リフォームで屋上テラスにする際のポイント

木造戸建て住宅をリフォームで屋上テラスにする際には、まず既存の屋根を撤去しないといけません。
また、そもそも屋上テラスにするように作られていませんので、構造的に大丈夫かしっかり調査し、地震で倒壊しないように耐震補強リフォームもしないといけないでしょう。
屋上へ上がる階段の設置も必要になります。
そして、なんといっても漏水のリスクがありますので、しっかり防水工事をしないといけません。
今の住まいで実現できないケースもありますので、いっそ「屋上テラスリフォームがしやすい物件を購入してリフォームする」っていうのもアリかもしれません。
正直、リフォームで屋上テラスを実現するのは、かなりハードルが高いです。
しかし、最初にも言いましたが不可能ではありません。
リフォームで屋上テラスを実現させる1番の秘訣は、実績のあるいいリフォーム会社さんにお願いすることです。
万が一施工に問題があった場合でも、第三者の保証機関が保証してくれますので安心です。
次は、いいリフォーム会社さんを探すにはどうすればいいかをご紹介します。
いいリフォーム会社の探し方

いいリフォーム会社を探す方法は、基本的にはインターネットです。
ネット検索やGoogleマップ検索でリフォーム会社さんのホームページを見たり、昨今であれば、YouTubeやインスタグラムなどからも探すことが可能でしょう。
しかし、そのどれよりも便利な方法があります!
それは「リフォーム会社紹介サイト」を利用することです。
リフォーム会社紹介サイトとは、ユーザーとリフォーム会社をマッチングするサービスを提供しているWEBサイトでさまざまなメリットがあります!
メリット①相見積もり前提のサイトなので一括相談、一括見積りがしやすい
リフォーム会社に一括で相談や見積り依頼ができるサービスが前提のサイトなので、加盟しているリフォーム会社も、もちろんOKしています。
有名なサイトだと加盟業者も多い上、どんな業者でもOKではなく加盟に厳しい条件を設定しているのでいい業者がいっぱいいます。
サイトで加盟している会社情報を見ることができますので、近くの会社を探すことが簡単にできます。
メリット②金額だけでなく提案や保証アフターフォローも見比べることができる
一括見積りを取るメリットは金額を見比べることができるだけでなく、プラン提案、実績、ユーザーからの口コミ評価、保証内容、点検、メンテナンスなどのアフターフォロー、その会社の理念や考え方も見比べることができます。
リフォームやリノベーションは工事中の近隣への配慮マナーや工事後のメンテナンスや不具合があった際の対応が大切で、ポイントとしては「親身になって相談を聞いてくれる今後長く付き合っていける信頼できる会社かどうか」です。
メリット③匿名での相談も可能なのでとりあえず相談してみることができる
複数社に相談したら契約しないといけないのでは、、、と心配される方もいるかもしれませんが、心配無用です!
普通に提案してもらったり、見積りをもらったりしてもすべてお断りも可能です。
でも「まだするかどうかわからないしなんか悪いわ、、、」と感じる方は、匿名での一括相談もできますので「とりあえず気軽に相談してみる」ということができます。
相談してみた結果「やっぱりやめておくわ」ということが簡単にできますので、ご安心ください。
デメリットは、相談するという手間とそれにかかる時間だけです。
これを利用しない理由はありませんね。
それでは最後にまとめです。
まとめ
リフォームで屋上テラスを実現することは可能。
木造戸建て住宅は揺れるので陸屋根と相性が悪い。
漏水リスクが高いので正しい防水工事をして、しっかりメンテナンスが必要。
手間と費用がかかることを承知した上でする。
実現させるには、実績豊富ないいリフォーム会社に相談する。
憧れの屋上テラスですが、日々の手入れをかかすことはできません。
夏は暑い、冬は寒い、快適に使えるのは1年でもわずかと言われます。
最初はうれしくて使うが、途中で飽きてしまうことも多いようです。
一番怖いのは「飽きたら使わなくなるだけでなく、メンテナンスしなくなりほったらかす」ことです。
そうなれば漏水し、建物自体がダメになる恐れがあります、、、。
流行りに流されずしっかり考えて、本当に実現させたいのであれば、それ相応の「覚悟」を持って実現して頂ければと思います。
リフォームで屋上テラスを実現したい方は、リフォーム会社紹介サイトをご利用ください。
当サイトがご覧になられた方の参考になれば幸いです。
それでは、ありがとうございました(^^)/