リノベーション

耐震診断とは?調査方法や内容を事例でわかりやすく解説

耐震診断とは?調査方法や内容を事例でわかりやすく解説

 

耐震診断は耐震リフォームの第一歩!
まずは現状把握するべし!

 

 

管理人U
管理人U
木造戸建て住宅の間取り変更や、大規模リフォームリノベーションする際は、耐震性の安全を確認するため、「耐震診断」を必ずしないといけません

今回は、木造戸建て住宅の「耐震診断」にスポットを当て、調査方法や内容を解説していきます。

当サイトはリフォームリノベーションの魅力や、失敗後悔しないためのお役立ち情報を発信しています。

ぜひ最後までご覧ください(^^)/

 

 

耐震診断、耐震リフォームが得意なリフォーム業者をお探しの方は、リフォーム会社紹介サイトをご利用ください。

 

>>『リフォーム会社紹介サイト『用途別』おすすめ3選』

 

 

それでは、「耐震診断」について順番に見ていきましょう!

 

 

耐震診断とは上部構造評点を決めるもの

 

耐震診断は、建物の耐力要素や劣化状況、施工状況の調査をして、耐震性能を上部構造評点として点数をつけるもので、その評点で耐震性能を把握するものです。

木造住宅の耐震診断、上部構造評点とは

上部構造部分は、基礎から上の部分で地盤や基礎は含まれません。

 

 

耐震診断の結果判定はあくまで目安

 

診断結果に基づいて上部構造評点を決め、下記表より判定します。

判定は目安となっているため、必ず結果通りになるというものではありません。

耐震診断基準評価

ちなみに、現行の耐震基準ギリギリクリアするように建てた場合「上部構造評点1」となります。

 

 

耐震診断の手法は決まっている

 

一般的な耐震診断の手法は、一般財団法人 日本建築防災協会が発行する2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」に基づいて行います。

 

耐震診断手法

 

 

耐震診断の調査は建物全部

 

耐震診断の調査は、建物の仕様により調査できない場合を除き、原則として全室全個所行います。(押入れや収納の中、床下、天井裏、小屋裏等)

耐震診断の調査

耐震診断は、床下・小屋裏・天井裏等の普段見えない箇所の調査が大変重要です。

 

シロアリ被害の有無、湿気や漏水による部材の腐食、筋かいの有無、各接合部がどのような仕様で接合されているのか、基準通り施工されているか等を、非破壊の目視調査で行います。(精密診断では一部破壊して調査します)

 

 

やむを得ない場合を除き、基本的に建物全部(室内外)の写真を撮るので、耐震診断をする前に予め家を片付ける必要があります。(報告書の添付資料として写真が必要)

 

 

管理人U
管理人U
耐震診断は、目視で調査する「一般診断」と一部破壊して調査する「精密診断」があります。

リフォームする事が確定している場合、壁床を解体して調査できますが、それ以外であれば目視での一般診断をする人が多いです。

費用は、一般診断で約5万円、精密診断で約10~20万円です。

耐震診断は各自治体から補助金が出ますので、一度相談してみるといいでしょう。

 

 

耐震診断結果は報告書がもらえる

 

耐震診断の報告書

実際に調査したデータを基に上部構造評点を計算し、耐震診断報告書として調査内容をまとめます。

 

耐震診断報告書は、耐震補助金や住宅ローン減税などの税制優遇を受けるために必要です。

 

 

耐震診断で見つけた耐震性能が低い事例

 

耐震診断事例①小屋裏にて接合部に金物がない

 

小屋裏接合部金物なし事例1

木造戸建て住宅は接合部が多く、それぞれをしっかり固定しておかないと地震の際、抜けて倒壊する危険があります。

 

小屋裏接合部金物なし事例2
地震の際、各部材は次の部材へと力を伝達し、建物全体が一体となって揺れに抵抗しなければなりません。

 

その伝達が途絶えてしまうと建物全体の一体性がなくなり、破壊が起こり倒壊してしまうということになるのです。

 

よって接合部は金物でしっかり固定しておかなければなりません。

 

 

耐震診断事例②筋かいの接合部に金物がない

 

耐震診断事例_筋交いの接合部に金物がない

小屋裏、床下調査にて、筋かいの接合部に金物がなく釘で施工されています。

筋かいは、地震力に抵抗する重要な役割があります。

 

筋かいもしっかり金物で固定しておかなければ、地震の際に効果を発揮できません。

 

耐震診断事例_筋交いの根元に金物がない

大地震の力は、釘程度ではもちません。

また、釘が錆びていたりするとなんの抵抗力もなく簡単に抜けるでしょう。

 

筋かいはあるなしだけでなく、端部をどう固定しているかがとても重要です。

 

 

耐震診断事例③床下にてシロアリの被害・束石もコンクリートブロック

 

耐震診断事例_床下にてシロアリの被害

床下にて、シロアリによる被害がありました。

写真の赤丸は蟻道と呼ばれるもので、シロアリの通り道(トンネル状になっていて中をシロアリが通るもの)です。

 

また、束石もコンクリートブロックにただ乗せているだけの簡易なもので危険です。

 

耐震診断事例_蟻道発見

実際に蟻道を壊してみても、シロアリはいませんでしたので過去に被害があったものでした。

 

シロアリは木の中身を食べるので、見た目ではあまりわからないですが実際、中はスカスカで、マイナスドライバーで簡単に刺さりました。

 

シロアリに構造部材を食べられると、強度がなくなるので危険です。

 

 

耐震診断事例④基礎に鉄筋なし

 

耐震診断事例_無筋コンクリート

鉄筋探査機で調査すると、鉄筋が入っていませんでした。

基礎には、鉄筋が入っている鉄筋コンクリートと、鉄筋が入っていない無筋コンクリートがあります。

 

鉄筋が入っていない場合、大地震が来た際、基礎が崩れる可能性があり危険です。

 

 

耐震診断事例⑤断熱材がきちんと施工されていない

 

断熱材がきちんと施工されていない

断熱材が施工されている場所とされていない場所があったり、天井裏まで施工されていなかったりします。

断熱材は、外気に面する場所はすべて隙間なく施工しないと効き目がありません。

 

耐震診断をするとこういう施工不良や不具合も見つけることができるメリットがあります。

 

 

管理人U
管理人U
耐震診断は、建物すべての部位を調査します。

昭和56年6月より前の旧耐震基準の家であれば、ほとんどの自治体で補助金が利用できます。

耐震リフォームする予定がなくても、家の状態を知ることができるのでおすすめです。

そして耐震リフォームをお考えの方は、実績豊富な信頼できるリフォーム会社に相談することが大切です。

次は、効率よくいいリフォーム会社を探す方法をご紹介します!

 

 

効率よくいいリフォーム会社を探す方法

効率よくいいリフォーム会社を探す方法

 

リフォーム会社紹介サイトを利用する

 

いいリフォーム会社を探す方法は、基本的にはインターネットです。

 

ネット検索やGoogleマップ検索でリフォーム会社のホームページを見たり、YouTubeやインスタグラムからも探せます。

 

しかしそのどれよりも便利な方法があります!

 

それは「リフォーム会社紹介サイト」を利用することです。

 

リフォーム会社紹介サイトは、リフォームしたいユーザーとリフォーム会社をマッチングするサービスを提供しているWEBサイトで、さまざまなメリットがあります!

 

 

メリット①一括相談、一括見積りがしやすい

 

リフォーム会社に一括で、相談や見積り依頼ができるサイトなので、加盟しているリフォーム会社も、もちろんOKしています。

 

有名なサイトだと加盟業者も多い上、加盟に厳しい条件を設定しているので、いい業者が多く加盟しています。

 

サイトで加盟業者の会社情報を見れるので、簡単に近くの会社を探すことができます。

 

 

メリット②見比べることができる

 

一括見積りは、金額を見比べることができるだけでなく、プラン提案、実績、ユーザーからの口コミ評価、保証内容、点検、メンテナンスのアフターフォロー、その会社の理念や考え方を見比べることができます。

 

リフォーム業者選びのポイントは、金額だけでなく、親身になって対応してくれるかどうか、今後長く付き合っていける信頼できる会社かどうかです。

 

 

メリット③匿名相談が可能

 

「まだリフォームするかどうかわからないし、営業をかけられるのが嫌」と感じる方は、匿名での相談ができます。

 

リフォーム会社とのやり取りは、名前、住所、連絡先を伝えずサイト内のお客様専用画面のチャットを利用するので心配ありません。

 

相談したら契約しないといけないのでは、、、と不安になる方もいるかもしれませんがそれも匿名相談なら安心ですね。

 

また相談して見積りをもらっても、すべてお断りできます

相談して「やっぱりまだやめておく」ということが、簡単にできるのは安心です。

 

 

メリット④完成保証制度

 

完成保証制度はすべてのサイトにある制度ではないですが、紹介したリフォーム会社がもし倒産した場合、運営会社が工事完成を保証してくれる制度です。

 

内容や条件は細かくありますが、支払った金額を返金してくれたり、代わりの業者を手配してくれたりするものです。

 

契約から工事完成まで期間が数日程度の場合、心配ないかもしれませんが、契約から工事完成まで数週間以上の場合は、リスクを軽減できるので安心の制度です。

 

 

メリット⑤無料で利用できる

 

リフォーム会社紹介サイトは便利な機能がたくさんあるのに、ほとんどのサイトが無料で利用できます。(有料サイトは見たことないです)

 

リフォームしたいユーザーを無料にできるのは、運営費をリフォーム会社から紹介料としてもらっているからです。

 

紹介料をリフォーム会社が見積りに上乗せするのでは?と心配をする方もいますが、可能性は低いでしょう。

 

リフォーム会社紹介サイトとリフォーム会社との契約に、紹介料や年会費をユーザーの見積りに入れることを禁止する内容があります。

 

もし違反すれば紹介の停止や契約解除など、厳しい罰則が科せられることになるので、リスクを負ってまでする会社は少ないからです。

 

心配なら見積りを見比べることで、変な項目がないか、金額が異様に高くないか、不自然なものがないか確認するといいでしょう。

 

 

管理人U
管理人U
リフォーム会社紹介サイトはリフォームしたいユーザーにとって、メリットが多く、効率よくいいリフォーム会社を探せるのでおすすめです。

デメリットは、相談するという手間とそれにかかる時間だけです。

これを利用しない理由はありません。

それでは、最後にまとめです。

 

 

耐震診断のまとめ

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

 

<今回の内容>

耐震診断は、建物の耐震性を調べるため、調査して点数をつけて判定するもの。

耐震診断の手法は、一般財団法人 日本建築防災協会が発行する2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」に基づいて行う。

耐震診断は、すべての耐力要素や劣化状況、施工状況の調査するので、建物隅々まで見ることになる。(写真も撮る)

耐震リフォームしないにしても、補助金で出来る「耐震診断」は現状把握ができるのでおすすめ。

 

 

私たちが暮らす日本は、地震大国です。

 

最近は、新築戸建てを選ばず中古戸建てを購入してリフォームリノベーションする人が増えてきました。

 

中古の木造戸建て住宅を購入する際は、命にかかわる大事なことなので必ず耐震性の安全を「耐震診断」で確認するようにしてください。

 

耐震診断、耐震リフォームで失敗しない秘訣は、信頼できるリフォーム会社に相談することです。

 

リフォーム会社を探す際は、リフォーム会社紹介サイトをご利用ください。

当サイトが、少しでもお役に立ちましたら幸いです(^^)/

ありがとうございました。

 

>>『リフォーム会社紹介サイト『用途別』おすすめ3選』