ガレージハウスのポイントは
耐震性を確保し、大空間を実現すべし!
今回は中古住宅を購入して自分好みのビルトインガレージハウスを実現するための物件の選びポイントをご紹介します。
最後までご覧頂けば幸いです(^^)/
結論から申し上げますと、中古住宅をリノベーションしてガレージハウスを実現したい場合、平屋は最適、2F以上の住宅だと店舗併用住宅もしくは、間口が広い家を狙うのがおススメです!
理由は順にご説明しますが、リフォーム・リノベーション会社探しをすぐ希望される方は「リフォーム会社紹介サイト」をご利用ください。
物件探しから対応してくれる会社さんも探せますのでオススメです。
それでは、順に見ていきましょう!
ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、ガレージ部分が家の中に入っている住まいで「ビルトインガレージ」や「インナーガレージ」とも言われています。
お気に入りの車やバイクなどの愛車を住まいの中に取り入れることで「雨風から守れる」「愛車をいつでも鑑賞できる」「家の中でメンテンナンスやカスタムができる」「盗難などのセキュリティ対策」などメリットがあり、特に男性に人気な印象で「子供のころの秘密基地」みたいなところが人気の理由ではないでしょうか。
まさに自分好みの秘密基地ですね(^^)/
次はそんなガレージハウスのデメリットを見ていきましょう!
ガレージハウスの3つのデメリット

①住居スペースが狭くなる
ガレージ空間を住居内に取り入れることで人が生活するスペース部分が当然狭くなります。
これはガレージ部分を広くすればするほど狭くなるのでバランスが重要になります。
家族人数や車やバイクの所有台数など現在だけでなく将来も見据えて計画するのがいいでしょう。
②換気や空調設備に費用がかかる
ガレージ部分でメンテナンスなどを行う際にエンジンをかけたりすることもありますので、一酸化炭素中毒にならないよう換気設備は必要です。
また作業に没頭して長時間過ごすことも考えられるので、空調設備もあると快適でしょう。
もちろん快適な環境にすればするほどコストはかかってしまいますので、どの程度求めるかが重要です。
③大きな空間が必要で耐震性に不安
一番の不安要素はこれですね。
車やバイクを止めるには広い空間が必要で空間を広くとるとその分「壁」が少なくなります。
通常木造住宅の場合、地震力に対抗するのは「壁」なのでガレージ部分のない中古住宅をリノベーションするとどうしても耐震性能が落ちてしまいます。
次は耐震に大切な「ラーメン構造と壁式構造」です。
ラーメン構造と壁式構造

ガレージハウスのリノベーションで重要な耐震について、まずは2つの構造が重要です。
①ラーメン構造
「柱と梁(骨組み)」で地震力(横揺れの力)に対抗する構造の建物です。
各接合部がガッチリ固定されていて変形しないよう一体化しているのが特徴で、メリットは壁を少なくできるので「大空間を取りやすい」「間取りを自由に変更しやすい」というところです。
デメリットとしては、柱や梁が太くなりますので部屋の隅に出て室内空間が狭くなるということでしょう。
鉄骨造の建物がこれに当たります。
①壁式構造
こちらは「耐力壁(面)」で地震力(横揺れの力)に対抗する構造の建物です。
メリットは太い柱や梁がないので「室内空間を広くとれる」「壁厚があるので断熱性や遮音性に優れている」というところです。
また地震に対しては「ラーメン構造が木のようにしなって耐える」に対して「壁式構造は頑丈に耐える」という感じで揺れが少ないという特徴もあります。
デメリットは、間取りの変更がしにくい、自由度が低いというところです
鉄筋コンクリート造の建て方の1つで、木造であればツーバイフォー工法がこれに当たります。
次はそんな「木造住宅の耐震性」を見ていきましょう!
木造住宅の耐震性

日本に多く存在する木造住宅は「木造軸組在来工法」というもので「ラーメン構造」のように「柱と梁」で骨組みが作られています。
各接合部が弱いため、地震力に対しては壁の中に筋交いを使ったりして補強し「壁式構造」のように「耐力壁」で対抗します。


「ツーバイフォー工法」は2×4の木材と面材を組み合わせて「壁パネル」にし、それを組立てて造る工法で、こちらは「壁式構造」となります。
つまり!
木造住宅は「壁式構造」の建物同様に地震に対しては「耐力壁」で対抗する建物となります。
次はいよいよ「どんな家がガレージハウスに向いているのか」を見ていきましょう!
ガレージハウス向けの3つの住宅タイプ
①平屋

平屋は「リノベーションでガレージハウス」に一番おススメです。
理由は2階建て住宅に比べて耐震性を気にしなくても大丈夫だからです。
当たり前ですがガレージ部分は1階になるので、2以上の建物の場合「荷重がかかる1階をいかに耐震補強するか」を考えないといけません。
その点平屋は2階部分がありませんので有利と言えるでしょう。
また平屋の家は敷地が広い場合が多く、ガレージ部分のすぐ隣に部屋やリビングを持ってくることができ「愛車を常に眺められる」というような夢のガレージハウスを実現しやすいです。
②店舗併用住宅

こちらは2番におススメするタイプです。
1階部分が店舗になっている店舗併用住宅は、店舗部分が大空間になっているのでそのまま店舗部分をガレージにしてしまうという感じですね。
立地も住宅街というよりは道路に面していることが多く、ガレージハウスの場合エンジン音などを気にしないと近隣に迷惑がかかるので、その面においても有利です。
ただし木造の建物はおすすめしません。
それは建物前面の入り口部分に耐力壁がないケースがほとんどですので、地震の際にその部分が弱く倒壊する恐れがあるからです。
おススメは「ラーメン構造」である「鉄骨造」です。
鉄骨造であれば壁がなくても地震力に抵抗することができます。
やはりガレージ部分の空間を作る費用は耐震補強などもあり結構かかるので「最初からその状態になっている」のはコスパがいいですね。
③間口が広い住宅
普通の木造住宅をリノベーションしてガレージハウスにする場合、出入口となる建物前面に「耐力壁」をとらないといけませんので「ガレージの出入口の幅」+「耐力壁のスペース」を最低限確保しなければなりません。
<間口が狭い(家の幅が狭い)住宅の場合>

間口が狭い(家の幅が狭い)住宅をガレージハウスリノベーションした場合、ガレージ部分の幅しか確保できないので青色方向の地震力に抵抗する「耐力壁」がなくなり倒壊する恐れがあり危険です。
<間口が広い(家の幅が広い)住宅の場合>

間口が広い(家の幅が広い)住宅をガレージハウスリノベーションした場合、ガレージの出入口スペースを確保しつつ「耐力壁」を設置することができ、青色方向の地震力に抵抗することができます。
ガレージ部分の横に玄関を設置したい場合はさらに間口が広い住宅を選ぶようにしてください。
せっかく夢のガレージハウスをリノベーションで手に入れても地震で倒壊してしまっては元も子もありません。
お金に余裕がある方は、なかなか見つからない物件を探すより鉄骨造のガレージハウスを新築するのがいいでしょう。
では次は実際にリノベーションでガレージハウスを実現したい場合の業者の選び方を見ていきましょう!
ガレージハウス業者の探し方の3ポイント

ポイント①耐震リフォームに強い会社
繰り返しますが、リノベーションでガレージハウスを実現したい場合「耐震」は切っても切れないものになります。
耐震リフォームを請け負っている会社で実績がある会社さんが理想でしょう。
ポイント②物件探しからお願いできる会社
中古住宅でガレージハウスを実現するには、今まで見てきたように条件が複数あります。
そのため今住んでいる家をガレージハウスリノベーションするケースより、物件探しからスタートされる方が多いのではないでしょうか?
そうなると物件探しからリノベーションまで一気通貫ワンストップで行っている会社さんがいいでしょう。
不動産屋さんは「家を売るプロ」であり「リノベーションのプロ」ではありません。
物件探しは不動産屋さん、リノベーションはリフォーム会社さんと分けるのではなく、一気通貫ワンストップの会社さんに「中古住宅を購入してリノベーションでガレージハウスを実現したい」と相談するのがベストです!
ポイント③リフォーム会社紹介サイトが便利
どこで業者を探したらいいのかというと、インターネットで調べるということになりますが、おススメなのが「リフォーム会社紹介サイト」を利用することです。
お客様とリフォーム会社をマッチングするサービスを提供しているサイトで、複数社に同時に相談できますし、ご自身の要望に対応できる会社を簡単に見つけることができます。
次はリフォーム会社紹介サイトを利用するメリットを見ていきましょう!
リフォーム会社紹介サイトのメリット

①相見積もり前提のサイトなので一括見積りしやすい
リフォーム会社に一括見積りできるサービスが前提のサイトなので、加盟しているリフォーム業者ももちろん相見積もりOKです。
有名なサイトだと加盟業者も多い上、どんな業者でもOKではなく加盟に厳しい条件を設定しているのでいい業者がいっぱいいます。
②金額だけでなく提案や保証アフターフォローも見比べることができる
一括見積りを取るメリットは金額を見比べることができるだけでなく、プラン提案、実績、ユーザーからの口コミ評価、保証内容、点検、メンテナンスなどのアフターフォロー、その会社の理念や考え方も見比べることができます。
リフォームやリノベーションは工事中の近隣への配慮マナーや工事後のメンテナンスや不具合があった際の対応が大切で、ポイントとしては「今回のガレージハウス実現だけでなく、今後長く付き合っていける信頼できる会社かどうか」がとても大事です。
③匿名での相談も可能なのでとりあえず相談してみることができる
複数社にガレージハウスリノベーションの見積りをとったら契約しないといけないのでは、、、と心配される方もいるかもしれませんが、心配無用です!
普通に見積りをお願いした業者さんすべてお断りも可能です。
でも「まだするかどうかわからないしなんか悪いわ、、、」と感じる方は、匿名での一括相談もできますので「気軽に相談してみる」ということができます。
相談してみた結果「やっぱりガレージハウスリノベーションはやめておくわ」ということが簡単にできますのでご安心ください。
デメリットは、相談するという手間とそれにかかる時間だけです。
これを利用しない理由はありません。
それでは最後にまとめです。
まとめ
リノベーションでガレージハウスは可能。
大空間を確保しつつ耐震性を確保することが必要。
適した住宅は「平屋」「店舗併用住宅」「間口が広い家」の順でおススメ。
2階以上の住宅を希望するなら「ラーメン構造の鉄骨造の家」がおススメ。
ガレージハウスリノベーション成功の秘訣はいい業者選び。
業者選びは無料で利用できる「リフォーム会社紹介サイト」が便利。
「リフォーム会社紹介サイト」でいい業者さんを見つけて「夢のガレージハウス」をぜひ実現してください(^^♪
ご覧頂いた方のお役に立ちましたら幸いです。
ありがとうございました!