リフォームリノベで戸建て間取り変更は
容易でないことを理解するべし!
今回は、戸建て住宅をリフォームやリノベーションで間取り変更したいと思っている方に、見てほしい内容です。
日本の戸建て住宅のほとんどが木造なので、木造戸建て住宅にフォーカスしています。
ぜひ最後までご覧頂けると幸いです(^^)/
結論から言うと、木造戸建て住宅で間取り変更するのは大変なので、ガッツリ変更するのであれば、建て替えも視野に入れることをオススメします。
間取りを変更するとなると、建物の構造を変えることになり、耐震性などの安全を確保しないといけないからですね。
ただし、すべてが大変かと言われるとそうでないケースもありますので、その辺りをこの後順番に解説していきます(^^)/
いいリフォーム会社をお探しの方は、リフォーム会社紹介サイトをご利用ください!
それでは、リフォームリノベーションで戸建て住宅の間取り変更について、見ていきましょう!
リフォームの間取り変更で重要なのは柱と壁!

間取り変更する際は、柱や壁の位置を変更しなければなりません。
まずは柱と壁の役割を見ていきましょう!
◆柱
柱は主に、鉛直荷重(垂直荷重)を支えるための構造部材です。
2階建ての建物であれば、1階の柱は2階と屋根の重さを支えることになり、2階の柱は屋根の重さを支えることになります。

◆壁
壁は、主に水平方向の力(地震の揺れによる力)に抵抗するためのもので耐力壁といい、柱、土台、梁で囲まれた部分に筋交いや構造用合板を張り付けた壁のことです。

水平方向の力に対しては、柱ではなく耐力壁で抵抗します。

耐力壁でない場合ただの間仕切り壁となりますが、基本的に木造戸建て住宅の場合、壁は耐力壁になっていることが多いです。
しかしそんな間取り変更ですが、変更する内容によって難しかったり簡単だったりします。
それでは、どのようなケースが大変だったりやり易かったりするのかを見ていきましょう!
リフォームの間取り変更が大変なケース

◆最上階以外の階の間取り変更
2階建ての住宅なら1階、3階建ての住宅なら1階と2階です。

当然下の階ほど、上の階の重さを支えている分頑丈でなくてはいけないので、柱や壁の位置を好き放題変えることができないのです。
基本的に間取り変更の場合、2部屋を1部屋にしたりすることが多く、その場合柱や壁を撤去することになるでしょう。
柱や壁が減るということは、それだけ弱くなるということですから、残った柱や壁で減った分の力を補えるよう補強しないといけません。
それをするには耐震診断をして必要な耐力を計算して、補強計画を作らなければなりません。
実際の工事も建物を骨組みまで解体して、ほぼスケルトン状態にしてから工事していくことになり、費用も1500万円を超えたりします。
LDKは最上階でないケースがほとんどなので、間取り変更リフォームをする場合、大掛かりな工事になることが多いでしょう。
なので、間取り変更=大変な工事となるのです、、、。
そんな間取り変更ですが、中にはそこまで大変ではないケースもあります!
次は、リフォームの間取り変更が簡単なケースを見ていきましょう!
リフォームの間取り変更が簡単なケース

◆最上階の間取り変更
先ほどの反対で「最上階の間取り変更」は、階下の間取り変更より大変ではありません。
理由は、最上階は屋根を支えているだけになるので、そこまでの荷重がかからないからですね。
平屋の住宅も1階しかなく、上には屋根しかないので間取り変更しやすいですね。

ただし、まったく計算なしでいいわけではなく、例えば土葺きの瓦屋根のような重たい屋根の場合や、柱壁をたくさん減らす場合などはしっかり耐力計算して、補強計画を立てなければならないので油断は禁物です。
ちなみに余談ですが、重たい屋根を軽い屋根にすると、地震対しても強くなりますのでおすすめです。

屋根が重たいと揺れる力が大きくなるってのは、振り子をイメージしてもらえばわかりやすいですね。
そうなるとやはり、大規模リフォームになってしまいます。
建物を構造部材だけのスケルトン状態にして、リフォームするとなると費用がかなりかかりますので、いっそ建て替えした方がいいケースもあります。
次は、リフォームではなく建て替えをする場合について、見ていきましょう!
リフォームではなく建て替えも視野に入れる

間取りを大幅に変更するとなると、ほぼ骨組み状態まで解体してリフォームしていかなくてはいけないので、費用が大きくかかり「もう少し費用を出せるなら建て替えも可能」になります。
また中古住宅は基礎が布基礎の場合が多く、ベタ基礎に比べて地震に対して弱いです。
布基礎は荷重を点で支えるイメージ

ベタ基礎は荷重を面で支えるイメージ

リフォームで基礎まで補強するとなると、それこそ建て替えと変わらない金額になってしまいますので、あまりそこまでされる方は少ないですね。
ご自身がしたいリフォームによっては、建て替えの方がいいこともありますので、選択肢の一つに入れておくといいでしょう!
土地には「再建築不可」と言われるものがあり、今立っている家は昔からのものだからいいけど、もし建物をつぶした場合、今の法律では新しく新築することができないよっていう土地です。
再建築不可の土地の建物は、リフォームしかないですね。
また思い出を残したい場合やコストの面から、建て替えではなくリフォームがいいという方もいるでしょう。
次は、リフォームで間取り変更をお願いする際の会社について、見ていきましょう!
リフォームの間取り変更が得意な会社

リフォームの間取り変更が得意な会社はズバリ!木造戸建て住宅の耐震診断、耐震リフォームが得意なリフォーム会社さんです。
間取り変更リフォームをするということは、必要耐力や耐力壁のバランスが変わるので、補強計算が必須だからです。
建物の耐震性は命に直結するとても大事なことなので、安易に間取り変更していいものではありません。
間取り変更を伴うリフォームがしたいのであれば、耐震リフォームの実績が豊富なリフォーム会社さんに相談するといいでしょう!
リフォームやリノベーションで失敗しない秘訣は、信頼できるいいリフォーム会社に相談することと、1社だけでなく複数社に相談することです!
次は、いいリフォーム会社を探す方法をご紹介します!
いいリフォーム会社を探す方法

いいリフォーム会社を探す方法は、基本的にはインターネットです。
ネット検索やGoogleマップ検索でリフォーム会社さんのホームページを見たり、昨今であれば、YouTubeやインスタグラムなどからも探すことが可能でしょう。
しかし、そのどれよりも便利な方法があります!
それは「リフォーム会社紹介サイト」を利用することです。
リフォーム会社紹介サイトとは、ユーザーとリフォーム会社をマッチングするサービスを提供しているWEBサイトでさまざまなメリットがあります!
◆メリット①相見積もり前提のサイトなので一括相談、一括見積りがしやすい
リフォーム会社に一括で相談や見積り依頼ができるサービスが前提のサイトなので、加盟しているリフォーム会社も、もちろんOKしています。
有名なサイトだと加盟業者も多い上、どんな業者でもOKではなく加盟に厳しい条件を設定しているのでいい業者がいっぱいいます。
サイトで加盟している会社情報を見ることができますので、近くの会社を探すことが簡単にできます。
◆メリット②金額だけでなく提案や保証アフターフォローも見比べることができる
一括見積りを取るメリットは、金額を見比べることができるだけでなく、プラン提案、実績、ユーザーからの口コミ評価、保証内容、点検、メンテナンスなどのアフターフォロー、その会社の理念や考え方も見比べることができます。
また、リフォームやリノベーションは工事中の近隣への配慮マナーや工事後のメンテナンスや不具合があった際の対応が大切で、ポイントは「親身になって相談を聞いてくれる、今後長く付き合っていける信頼できる会社かどうか」です。
◆メリット③匿名での相談も可能なのでとりあえず相談してみることができる
複数社に相談したら契約しないといけないのでは、、、と心配される方もいるかもしれませんが、心配無用です!
普通に提案してもらったり、見積りをもらったりしてもすべてお断りも可能です。
でも「まだするかどうかわからないしなんか悪いわ、、、」と感じる方は、匿名での一括相談もできますので「とりあえず気軽に相談してみる」ということができます。
相談してみた結果「やっぱりやめておくわ」ということが簡単にできますので、ご安心ください。
デメリットは、相談するという手間とそれにかかる時間だけです。
これを利用しない理由はありませんね。
それでは最後にまとめです。
まとめ
間取り変更は建物の重要な柱、壁の位置を変えること。
柱、壁の位置を変えるなら耐震性の安全を確認することが必須。
最上階より階下の間取り変更は難しく、大掛かりなリフォームになる。
リフォームの規模によって建て替えも視野に入れる。
間取り変更は、耐震リフォームが得意な会社にお願いするべし!
中古住宅をリフォーム、リノベーションされる方が増加しており、間取り変更の要望も多いですが、木造戸建て住宅の場合簡単ではありません。
もしこれから中古戸建て住宅を購入するのであれば「間取り変更しないでいいような物件を探す」ということをおすすめします(^^)/
間取り変更は、極力しない方法がいいですね。
繰り返しますがリフォームで失敗しない秘訣は、いいリフォーム会社に相談することと1社だけでなく複数社に相談することです。
リフォーム会社探しは、リフォーム会社紹介サイトをご利用ください(^^♪
当サイトが少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました(^^)/